事業名称

大阪市海老江下水処理場改築更新事業

事業方式

民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(PFI法)に基づく、BTM(Build Transfer Maintenance)方式
事業者は水処理施設を整備した後に、所有権を市に移転し、2年間の性能評価検証業務を履行後、 保全管理業務を実施します。

事業場所

海老江下水処理場(大阪市福島区大開3丁目及び大開4丁目、此花区高見1丁目)

事業目的

大阪市では、市で最も古い昭和15年に通水を開始し老朽化が顕著に進んでいる海老江下水処理場の更新施設として、新たに3系水処理施設の整備が計画されています。
3系水処理施設においては、大阪湾流域別下水道整備総合計画や関係法令で定められる放流水質の基準を遵守することが必要であり、また、市で策定した合流式下水道改善基本計画に基づき、雨天時の汚濁 負荷量の削減を行い、放流水域の環境保全のために高度な放流水質を遵守することが要求されています。
3系水処理施設整備は、185,000㎥/日(全体計画)を予定されており、そのうち、I期として、77,000㎥/日規模の水処理施設の整備を本事業において行います。

事業期間

事業契約の締結:平成29年9月25日
設計・建設期間:事業契約締結日~平成37年5月
※ (性能評価検証期間 平成35年6月〜平成37年5月)
保全管理期間:平成37年6月〜平成51年9月

事業者(SPC)

海老江ウォーターリンク株式会社

・商号  海老江ウォーターリンク株式会社
・所在地 大阪市中央区南船場一丁目14番10号
・設立  平成29年8月
・資本金 6000万円
・代表取締役 中村 秀一

・株主
大成建設株式会社
メタウォーター株式会社
株式会社日水コン
株式会社九電工
メタウォーターサービス株式会社
株式会社クボタ

事業体制

事業の基本コンセプト

①良好な環境の創造
・高度処理による水質改善、健全な環境の構築
・雨天時の水系リスク低減(合流式下道改善対策)
・騒音、振動 、臭気を極力抑えた水処理施設の構築
・下水道資源、エネルギーの利活用
②事業継続性の確保
・ライフサイクルコスト低減に向けた効率的な処理システムの構築
・長期使用できる耐久性・将来施設への拡張性・機能維持に配慮した施設整備
③安全・安心な暮らしの実現
・土壌汚染による周辺住民への健康被害リスク排除
・地震、津波対策による災害に強い水処理施設の構築
④新たな価値創造への貢献
・周辺住環境との調和に配慮した景観デザイン及び上部利用施設によるにぎわいの創出